除染作業

原子力発電所

道路を作る土建屋さんの為に支障木を伐っています。木柵工の手作業の作業員さん3人と話をする機会がありました。

その方たちは共通点がありました。前歯がないのです。なんとなく、違和感を感じていましたが、その理由をある時、話してくれました。

福島原発周辺の除染作業に従事していたとのことでした。

  • 給料がよく、1日4時間の作業で9万円になった。
  • 雨が降ったあとは放射線が強くなり、めまいがした。
  • 何億もする機械で、身体の放射線のチェックをされ、基準値を超えると作業はできなかった。
  • 聞いてはいたが、5年ほどで髪の毛が抜け、歯が抜けた。
  • マスコミに対しては、箝口令が敷かれていた。
  • 自分たちは、そのうちに癌になるだろうが、手術するとすぐに死ぬので、切らずに癌と付き合うつもりだ。

こんな、内容でした。

衝撃を受けました。

テレビがないので世事には疎いです。10年近く経った福島原発は、良い方向に向かっていると楽観的に感じていました。仮にそうだとしても、大きな犠牲の上に、それが成り立っていることを、思い知らされました。誰かがしなければいけない作業でしょう。それでも、一方の当事者である、高給取りのエリートや官僚や政治家たちは、この知りたくない現実を知っているのでしょうか。金で買った命があることを、知っているのでしょうか。

認めたくないですが、やはり命には値段があったのです。

作業員の方々は、現在、陽気に元気に働いています。それが救いだとも、私にはいえません。

いろいろな主張があるのでしょう。しかし、原子力が現在の人類の、身の丈にあったエネルギーだとは思えません。炉の強度や制御、核のゴミの処理方法、有事に現場で作業できるロボットなど、科学が核を扱いうるところに追いつくまで、手を出すべきではないと考えます。

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