じいさんに会う

健康

私の父親は84才です。

ゴルフでエージシュートをねらうような、元気なじいさんです。

本人のいないところでは、「オヤジ」でも「とうちゃん」でもなく、「じいさん」と私は呼んでいます。

父親自身が、自分の父親、つまり私の祖父のことを面と向かって「じいさん」と、呼んでいたからです。私の物心のついた当時には、すでにそうでした。父の生まれた佐賀関では、それがあたりまえなのでしょうか。

では、私が父に面と向かってなんと呼ぶかというと、昔と同じ「とうさん」と呼びます。

伝統にしたがって「じいさん」と呼べばよさそうなものですが、ぶしつけで失礼だと感じてしまいます。

ディスカウントストアに呼び出し

そんな、大分市に住むじいさんから、ディスカウントストアに呼び出しがかかりました。

定期的にどこかのレストランで会食をしながら孫の顔を見せるのが慣習でしたが、じいさんが新型コロナウィルスを怖がり、会食ができませんでした。

じいさんは基礎疾患を多くもっているから、ウイルスをもらったら助からないとの持論をもっています。

要するに、臆病なのです。このご時世では、それも美徳かもしれませんが…。

ディスカウントストアで、孫に好きなおやつを買ってやり、お年玉を渡すとのことでした。

屋上駐車場のすみっこで会ってすぐに、お年玉と、私の姉からの甥っ子のお下がり等のことづけものを、せっかちなじいさんから受け取りました。

恐怖の手榴弾

私たち夫婦は別行動をとり、ふだんの田舎では買えない安い食材を物色しておりました。

そこに、じいさんが忽然と現れました。

「パイナップルがうまいんぞ。好きか?」

同意すると、私達のカートの空のカゴに積み込み始めました。

「このカゴはオレが払うから」

どでかいパイナップルを4つ入れると、こんどはバナナの房をどんどん入れます。

「バナナも好きやろ?」

5房目を入れようとしたところで、

「主食じゃないんだから…」

と、止めました。

「そうか」

と、こんどはみかんの箱を持って来ます。

カートの3つのカゴのうち、2つを占領してしまいました。

じいさんは満足したらしく、孫の方へ去っていきました。

帰りの駐車場

孫たちのおやつの選択は終わりました。2人の兄の分も選んだようです。

駐車場での別れ際に、じいさんはカミさんにお金をにぎらせていました。

なにか、食べて帰れとのことのようです。

私達もウイルスは怖いので、すき家のドライブ・スルーに向かいました。ドライブ・スルーには、長蛇の列ができていて、無理やり最後尾に着けました。

みんな、新型コロナウイルスが怖いのですね。

まとめ

パイナップルとバナナの大量購入には驚きました。

でも、それが年寄りの不器用な愛情だと感じました。

私は数年前に母を亡くしましたが、じいさんには長生きをしてもらいたいものです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました